中3数学:中点連結定理(練習2)

<ポイント>

・「三角形の2つの中点を結んだ」ときに使える定理を中点連結定理という
・〔中点連結定理〕MN//BC, MN=(1/2)BC
・平行四辺形となる条件に合わせて考える

【例題】
四角形ABCDの4つの辺AB, BC, CD, DAの中点をそれぞれ、P, Q, R, Sとするとき、四角形PQRSが平行四辺形となることを証明しなさい。
 
 
〔方針〕
まずは、図がない問題ですので、自分で思うように四角形ABCDを描いてみます。
そして、その「中点をとっていく」と、四角形の対角線を利用して、中点連結定理を使えることに気付けます。

【証明】
中点連結定理4
四角形ABCDの対角線BDをひくと、
△ABDにおいて、PはABの中点、SはADの中点なので、
中点連結定理より、PS//BD, PS=(1/2)BD…① となる。

△CDBにおいても、同様にして、 (←同じ証明方法をくり返すときは、このように省略する)
QR//BD, QR=(1/2)BD…②
①、②より、PS//QR, PS=QR

1組の対辺が平行でその長さが等しいので、四角形PQRSは平行四辺形である。

<補足>

今回は対角線BDを使いましたが、ACを使っても同様の証明ができます。

まずは、図を描いて考えることが大切ですので、どんどん描いてみてください。
いい練習になりますよ!

<まとめ>

・「三角形の2つの中点を結んだ」ときに使える定理を中点連結定理という
・〔中点連結定理〕MN//BC, MN=(1/2)BC
・平行四辺形となる条件に合わせて考える

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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