【質問】現代文:「逆説」と「対比」の違いについて

〔質問〕

現代文や英語で「逆説」と「対比」は区別することとありましたが色々な情報を参照してもいまいちよくわかりません。
「逆説」と「対比」は大学入試レベルの読解ではどう区別しておけばいいでしょうか?また注意点などはありますか?

〔回答〕

「逆説(パラドックス)」は、「一見矛盾しているように見えるが、実は深い真実や複雑な現象を指摘しているもの」というような意味合いで、
相反する内容を同時に抱えている、という言い方をすることができます。

例えば、「急がば回れ」が該当しますが、この中には「急ぐ」ということと「回る」という対比的な事項が並立していることになります。

そういった点で、逆説の中には対比的な概念が含まれる、という理解をしておけば基本的には問題ないですが、
より正確には、逆説はふつう予期しない洞察や意外な真実を提示するのに対し、
対比は異なる要素間の明確な違いや対照を示すことに重点を置いている、という違いはあります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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