世界史用語:ヴァルダマーナ

古代インドで誕生した、ジャイナ教の創始者。
尊称としてのマハーヴィーラとも呼ばれる。
(補足)
紀元前6世紀頃、インドの豪族の家に生まれたが、若い頃に家を捨てて修行者となる。
長年にわたる厳しい苦行と瞑想を経て、最終的に完全な悟り(ケーヴァラ・ジュニャーナ)を得たとされる。

厳密な倫理規範、瞑想、精神的な目覚めを通じて魂の解放を目指す。
特に、
・非暴力(アヒンサー)
・真実(サティヤ:嘘をつかない)
・不盗(アステーヤ)
・潔癖(ブラフマチャリヤ:性行為を行わない)
・無所有(アパリグラハ)
という五つの大きな誓い(ヴラタ)に象徴・集約されており、
最終的に解脱(モークシャ)を達成することを目指す。
教えは口承され、後にジャイナ教の聖典として編纂された。

なお、ヴァルダマーナは、24人目のティールタンカラ(教えを伝える聖者)であると伝えられ、ジャイナ教においても既存の教え(それまでの23人が伝えたもの)を再確立したという扱いをされている。
また、マハーヴィーラは「偉大な勇者」を意味する。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています