<例文>
He has been busy since last week.
「彼は先週からずっと忙しい。」
<ポイント>
・「現在」「過去」のどちらでもない、現在完了形という形がある
・現在完了形の文は3つのはたらきがある(自分で判断する)
・〔現在完了形の文〕:[主語]+ have[has] +[動詞の過去分詞形]〜.
「現在」を表す文でもなく、「過去」を表す文でもない、現在完了形という形があります。
現在完了形を使うと、「3つのはたらき」のうち、いずれかの意味を表します。
①「完了」を表す現在完了:「(今までに)〜してしまった」
I have already cleaned his room. (私は彼の部屋をすでに掃除してしまいました。)
②「経験」を表す現在完了:「(今までに)〜したことがある」
I have seen the movie three times. (私はその映画を(今までに)3回見たことがある。)
③「継続」を表す現在完了:「(今までに)〜してきた」
I have lived in Osaka for thirty years. (私は30年間大阪に住んでいます。)
このように文のつくりは同じでも、「日本語訳の仕方」が大きく異なります。
これは、「現在完了形の文は3つのはたらきがあって、どのはたらきかを自分で判断する」必要があるということです。
(それぞれのはたらきには、目印となる語句がついているので、それを使って考えることになります)
(2)現在完了形のつくり
現在完了形の文のつくりはこのようになっています。
〔現在完了形の文〕:[主語]+ have[has] +[動詞の過去分詞形]〜.
I have already cleaned his room. (私は彼の部屋をすでに掃除してしまいました。)
こちらの have は「持っている・食べる」などの、動詞 have 本来の意味はありません。
うしろの「動詞の過去分詞形」と組み合わせることによって、現在完了形をつくっているのです。
また、この have は、「主語が3人称単数形の場合は has にして」現在完了形をつくります。
<その他の例文>
Tom has read this book several times.
「トムは数回この本を読んだことがあります。」
I have just finished my homework.
「私はちょうど宿題を終えたところです。」
<補足>
現在完了は、3つのはたらき(意味)があります。
しかし、これらには「今までに」というニュアンスが共通しています。
「過去〜今までの間に」というイメージです。
現在でも過去でもない時制になりますが、使うことで慣れていきましょう。
<まとめ>
・「現在」「過去」のどちらでもない、現在完了形という形がある
・現在完了形の文は3つのはたらきがある(自分で判断する)
・〔現在完了形の文〕:[主語]+ have[has] +[動詞の過去分詞形]〜.
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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