【質問】地理:日較差が大きい所と小さい所はどういう所ですか?

〔質問〕
日較差が大きい所と小さい所はどういう所ですか?
〔回答〕
総じて言えば、
・太陽がよく出ているのか、
・夜に放射冷却(地表や大気が熱を赤外線として放射する現象)が進みやすいか、をポイントにしてください。

日較差が大きい所は、主に、

内陸部基本的に陸地は「温まりやすく冷めやすい」。沿岸部であれば海の「温まりにくく冷めにくい」ことの影響で相殺されるが、内陸部ではそれがないため、気温の変動が大きくなる。
盆地昼は温められた空気が溜まりやすい一方、夜は放射冷却によって冷えた空気が溜まりやすい。
乾燥地域雲が少ないため昼は太陽の光がガンガン当たって気温が高くなり、夜は放射冷却が進むため気温が急激に下がる。
高地・山地昼は、空気が薄いことで太陽光が大気中で散乱したりせずに地表に届きやすく、意外と温まりやすい。
夜は、空気が薄いことや、湿度が低い傾向があることで、保温効果が低く、放射冷却の影響が大きくなりやすい。
(空気が薄いのは、気圧が低く、密度が小さいため。要は分子がギュッとしていない)

 
日較差が小さい所は、主に、

沿岸部海の「温まりにくく冷めにくい」ことの影響で、昼夜の気温差がならされやすい。
雲が多い地域雲によって地表からの放射冷却が緩和されるため、夜にあまり気温が低下しなくなる。
湿度が高い地域水蒸気が保温効果を持つため、夜にあまり気温が低下しなくなる。

です。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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