〔質問〕 カナダのケベック州にはなぜフランス系住民が多いのですか? |
〔回答〕 カナダというとイギリスだったというイメージがあるかもしれませんが、 歴史的に、ヨーロッパからの移住が進んだ時(17世紀頃)には、 ・フランスはカナダの地域から、 ・イギリスは現在のアメリカ合衆国の東海岸から、 それぞれ入っていったという形でした。 その後、数回の戦争を経て、現在のカナダ(の東部)の地域がイギリスに渡されていった、という経緯です。 ですので、「カナダは元々はフランス」なので、その名残としてフランス系住民が今でも多く残っている、ということです。 |
〔補足〕
北アメリカ大陸には旧フランス領だった地域が結構あり、
カナダ東部だけでなく、五大湖周辺やミシシッピ川流域といった現在のアメリカ合衆国の中部辺りもそうでした。
(「ルイジアナ」という名称はフランス王のルイ14世にちなんだもの)
北アメリカ大陸には旧フランス領だった地域が結構あり、
カナダ東部だけでなく、五大湖周辺やミシシッピ川流域といった現在のアメリカ合衆国の中部辺りもそうでした。
(「ルイジアナ」という名称はフランス王のルイ14世にちなんだもの)
なお、現在のカナダやアメリカの西部へは、イギリス(独立後はアメリカ)・フランスともにしばらくは進出してはいませんでした。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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