英語:文法用語を理解しよう①【句】

『句』という言葉を参考書や問題集でよく目にすると思いますが、『句』とは何か理解できていますか?分からない人はここでしっかりと理解してください。
 
『句』:SVを含まない2語以上の単語のカタマリ
※ S:主語、V:動詞
 
次の例文で理解を深めていきましょう。

〔例1〕 I play basketball. 

この英文で basketball という名詞は play の目的語になっています。ですが basketball は1語の単語なので『句』ではありません。
 
〔例2〕 I like playing basketball

この英文では、playing basketball という2語以上の単語のカタマリが登場しています。そして playing basketball は SV を含んでおらず、playing basketball は『句』になります。さらにこの playing basketball という『句』は、like の目的語になっているので名詞の性質を持った『句』、つまり『名詞句』と呼ばれます。
 
〔例3〕 I found a place to play basketball yesterday. 

この英文では、to play basketball という2語以上の単語のカタマリが登場しています。そして to play basketball は SV を含んでおらず、to play basketball は『句』になります。さらにこの to play basketball という『句』は、a place を修飾しているので、形容詞の性質を持った『句』、つまり『形容詞句』と呼ばれます。
 
〔例4〕 Playing basketball, I got very tired. 
(分詞構文と呼ばれるものです)

この英文では、Playing basketball という2語以上の単語のカタマリが登場しています。そして Playing basketball は SV を含んでおらず、Playing basketball は『句』になります。さらにこの Playing basketball という『句』は、I got very tired という文を修飾しているので、副詞の性質を持った『句』、つまり『副詞句』と呼ばれます。
 
〔例5〕 I live in Osaka

この英文では、in Osakaという2語以上の単語のカタマリが登場しています。そして in Osaka は SV を含んでおらず、in Osaka は『句』になります。さらにこの in Osaka という『句』は、live を修飾しているので、副詞の性質を持った『句』、つまり『副詞句』と呼ばれます。また in Osaka は前置詞が作る『句』なので『前置詞句』と呼ぶこともあります。
 
このように、SV を含まない2語以上のカタマリである『句』は、「名詞」「形容詞」「副詞」のどれかの性質を持ちます。英文の構造を正確に捉えるようになるために、必ず『句』というカタマリを理解しましょう。
 
【参考:『句』をつくる主なもの】(リンク先:高校用動画ページ)
① 不定詞
② 動名詞
③ 分詞
④ 前置詞

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