中1数学:作図の利用(45°の作図)

<ポイント>

・「45°を作図する」ときは、まず垂線(直角)をつくる
・作図の問題では、「必要に応じて直線を延長してもよい」
・「垂線のなす角90°の角の二等分線」は45°をつくる

作図の基本知識を利用して、さまざまな条件の問題を解くことができます。

〔例題〕
図のように、線分OAがある。
これを用いて、「∠AOB=45°となるような、半直線OBを作図」しなさい。

 
 
〔解説〕
「指定された角度をつくる」ときには、垂線や正三角形・角の二等分線を組み合わせて作図することになります。

今回の「45°を作図する」ときは、まず垂線(直角)をつくり、その角の二等分線をつくれば「45°になる」ことを利用しましょう。

① まずは「垂線をつくる」ために、線分OAをAと反対側に延長します。
(作図の問題では、「必要に応じて直線を延長してもよい」)

② 点Oを通る「半直線AOに対する垂線」を作図(青色)し、直角(90°)をつくります。

③ 垂線の作図のあとを使い、2点P,Qを利用して角の二等分線(緑色)をつくります。

④ このときにできる∠AOBは、直角(90°)を二等分するので45°となる

これで、「45°の作図」は完了です。
角の作図2

<補足>

なお、「45°を作図する」問題では、同時に「135°をつくっている」ことになります。

上図の45°の左側には、90°+45°=135°ができています。
このように、角度を組み合わせて解答することもあるので、覚えておきましょう。

<まとめ>

・「45°を作図する」ときは、まず垂線(直角)をつくる
・作図の問題では、「必要に応じて直線を延長してもよい」
・「垂線のなす角90°の角の二等分線」は45°をつくる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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