【記事】過去問をする時期

〔先に結論から〕
以下の3回で過去問を解いてみてください
・志望校が決まった時(目標を知るため)
・受験勉強を始めて半年後(実力を知るため)
・本番から3か月前(合格圏内にいるか確認するため)


志望校に合格するためには対策しなければなりません。そして必ずしなければならない対策として「過去問研究」があります。このことは全受験生が知っていることだと思います。ではいつ過去問するべきなのか?このことは意外と知らなかったりするので、今回過去問をする時期と目的を伝えようと思います。
 
<志望校が決まった時>
まず志望校が決まった時に1度過去問を解きましょう。この時期に過去問をする目的は「勉強の目標を知る」ことです。目標が分からないまま勉強をしても効率が上がりません。一体どれくらいのレベルまで成績を上げなければならないのかを最初の段階で知りましょう。ですから、別にこの時点で解けなくてもいいです。というよりは解けないのが普通です。出来なさに落ち込む必要は全くなくて、目標を知れたと思えばよいのです。
過去問をやって難しいから志望校を変えようとする人が多くいますが、その難しさから逃げていては絶対に志望校には合格しません。それに厳しい言い方をすれば、問題が難しいからと逃げたくなったのなら、それは本当の志望校ではないということです。たとえ試験がどれほど難しくても、その難しさを乗り越えたいと思える大学がみんなの本当の志望校なのです。
 
<受験勉強を始めて半年後>
この時期に1回目にやった過去問と同じ問題をやってみましょう。この時期の目的は「実力を知る」ことです。勉強をし始めてどれくらい力がついたのか、目標までどれくらい近づけたのかを知ることができます。本番までの時間を考慮した上で、今までの勉強方法で目標に到達できそうか、もし無理そうなら勉強方法を工夫しなければなりません。このように、自分の勉強方法を振り返り修正することができるのです。
1回目の時と同様に、この時期も問題が解けなくて落ち込む必要はありません。前はできなかった問題が1つでも出来るようになっていれば、成長したなとプラスに捉えればよいのです。
 
<本番から3ヶ月前>
この時期からは過去問中心の勉強法にしましょう。大学から出ている入試情報などで合格最低点や配点などを確認し、合格圏内に自分がいるかどうか確認しながら過去問を進めましょう。
この時期に問題となるのは「時間」です。時間内に試験を終えることができるかどうかが合否を大きく左右します。ほとんどの大学では大問が3つ以上あります。特にどの大問で時間がかかってしまうのかを知り、どうすれば時間内に解答できるのかを研究しましょう。同じ大学の過去問をたくさんやることで、その大学の傾向なども知ることができます。すると直前期に優先してするべき勉強も絞れてきます。
 
ただ漠然と過去問をやるのではなくて、きちんとした目的を持って過去問をやりましょう。そうすれば効果の高い勉強ができ、志望校合格に大きく近づくことができます!

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