生物基礎:環境と恒常性の維持

<ポイント>
・(からだの外の)「生物を取りまく環境」のことを外部環境という
・体液がつくる環境を内部環境または体内環境という
・「体内環境の変化をより小さく保てるような仕組み」を恒常性(ホメオスタシス)という
(1)外部環境
生物は気温や湿度などの空気の状態や光の加減など、絶えず変化していく「周りの環境」の影響を受けながら生活しています。
この(からだの外の)「生物を取りまく環境」のことを外部環境といいます。

(2)体内環境
多細胞生物の多くは、体内の細胞を(体内の)液体が取りまいています。
この液体を体液といい、体内の細胞にとっての「環境」をつくっているといえます。
体液がつくる環境を内部環境または体内環境といいます。

(体液とは、血液・組織液・リンパ液の3つを指します)

(3)恒常性の維持
身体のつくりが複雑な多細胞生物は、外部環境の変化の大きさに対して「体内環境の変化をより小さく保てるような仕組み」が発達しています。
これを恒常性(ホメオスタシス)といいます。

多細胞動物は、体内環境である「体液の濃度や温度などを調節する仕組み」を持っており、恒常性の維持を行っています。

<補足>
体液は「細胞の外部を取りまく液体」と言えるので、細胞外液ともいいます。
<まとめ>
・(からだの外の)「生物を取りまく環境」のことを外部環境という
・体液がつくる環境を内部環境または体内環境という
・「体内環境の変化をより小さく保てるような仕組み」を恒常性(ホメオスタシス)という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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