〔質問〕 家事事件や少年事件の裁判は、なぜ控訴・上告じゃなくて、抗告なのですか?抗告って何ですか? |
〔回答〕 通常の刑事裁判や民事裁判という裁判においては、口頭弁論を経て、「判決」を下す、という手続きですが、この「判決」に対して上級の裁判所に申し立てることを控訴や上告といいます。 一方、抗告とは、裁判所の「決定」や「命令」に対する申し立てのことを指します(判決に対してではない)。 家事事件であれば、家族の感情的な対立に起因していることが多く、(法の観点だけではなく)そのことも含めた解決が求められたり、 このとき、下されるのは「判決」ではないですから、言葉としても控訴や上告ではない、というものになります。 |
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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