生物基礎:単細胞生物

<ポイント>
・細胞1つでからだができている生物を単細胞生物という
・単細胞生物をつくる細胞には「生命活動に必要なすべての機能」が備わっている
・単細胞生物には細胞群体をつくり、1つの個体のように生活するものがある
(1)単細胞生物
細胞1つでからだができている生物を単細胞生物といいます。
ゾウリムシ・ミドリムシ・アメーバなどがこれにあたります。
(原核生物のほとんどのものが単細胞生物)

単細胞生物(のからだ)をつくる細胞には、「生命活動に必要なすべての機能」が備わっています。
(細胞1つで生活するため、すべてが備わってないといけない、ということ)

真核細胞の単細胞生物には、原生動物やミドリムシがあります。
これらの細胞の構造は複雑になっていて、細胞小器官が多細胞生物の各器官のはたらきをするようにつくられています。

なお、複数の細胞でからだができている生物を多細胞生物といいます。

(2)細胞群体
単細胞生物の中には、一定数の細胞が集まって細胞群体(細胞の集まり)をつくり、「1つの個体のように」生活するものがあります。

このような生物には、ボルボックス(オオヒゲマワリ)、クンショウモなどがあります。

<補足>
ゾウリムシは体表にたくさんある「繊毛」で、ミドリムシは1本の長い「鞭毛」で水中を移動しています。アメーバはからだの形を変え、「仮足」を伸ばしながら動きます。(これをアメーバ運動といいます)
<まとめ>
・細胞1つでからだができている生物を単細胞生物という
・単細胞生物をつくる細胞には「生命活動に必要なすべての機能」が備わっている
・単細胞生物には細胞群体をつくり、1つの個体のように生活するものがある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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