・人類は直立二足歩行をし、道具をつくる動物
・人類は「猿人→原人→旧人→新人」と進化をしてきた
・旧石器時代には打製石器がつくられ、新石器時代には磨製石器がつくられた
約700~600万年前に、アフリカで(人類の祖先となる)猿人が出現しました。
サルの一部が環境に応じて、「後ろ足で立って歩く」ようになったと考えられています。
この歩き方を直立二足歩行といいます。
それにともなって、前足(手)が使えるようになり、脳も発達していきます。
(2)人類の進化
猿人が出現してから、少しずつ進化をとげて、約200万年前に原人が現れました。
原人は打製石器をつくり、動物を捕まえたり、彼らから身を守るのに役立てました。
その後、「旧人」という過程を経て、約20万年程前に新人(ホモ・サピエンス)へと進化しました。
「新人」が現代の人類の直接の祖先であると考えられています。
また、新人のうち、有名な「クロマニョン人」は5~3万年前に活動していたと考えられています。
(フランスのラスコー、スペインのアルタミラの壁画などが有名です)
(3)旧石器時代
約260万年前、地球は厳しい氷期に入りました。ちょうどこの時期に原人が出現します。
原人は、打製石器をつくって使うようになります。
(打製石器は「石を打ち割る」ことによってつくられた石器)
この打製石器を使って、狩りや漁、木の実の採集などをして暮らしていました。
この時代を「旧石器時代」といいます。
(4)新石器時代
人類が「新人」へと進化をとげ、約1万年前に、最後の氷期が終わって気候が温かくなりました。
気候が良くなったことで、様々な生物が現れるようになりました。
それに合わせて石器も進化をし、磨製石器が使われるようになります。
磨製石器とは「石器を石や砂などで磨いて、形を整えた」石器です。
磨くことによって、(打製石器よりも)鋭いものをつくれるようになったので、木を切る「石の斧(おの)」や穀物を刈り取る「石の鎌(かま)」が生まれました。
また、食べ物を煮炊きできるように、「粘土を焼いてつくった土器」も生まれました。
調理ができるようになり、農耕や牧畜の文化も生まれて、大きく現代の生活に近づきました。
この時代を「新石器時代」といいます。
「新人」で我々の祖先にあたると考えられているクロマニョン人はフランスで発見されました。
その後、世界各地でもその仲間にあたる種類の人骨が発見されており、日本では沖縄県で発見されました。
・人類は直立二足歩行をし、道具をつくる動物
・人類は「猿人→原人→旧人→新人」と進化をしてきた
・旧石器時代には打製石器がつくられ、新石器時代には磨製石器がつくられた
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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