地理用語:温室効果ガス

〔概要〕
地球の大気中の気体のうち、
・太陽からの放射エネルギー(の大部分)は通過させ、
・地表からの放射(特に赤外線)を吸収・再放射する
という性質を持つもの。
地球に温室効果をもたらす。

必ずしも悪い意味のものとは限らず、温室効果ガスがあるからこそ、地球の気温は生命に適した範囲に保たれている(必要以上にあることが問題)。

主な温室効果ガスとして、
・二酸化炭素(CO2):化石燃料の燃焼、森林伐採などによって放出される。
・メタン(CH4):湿地、稲作、家畜の消化、都市ゴミ埋立地などから放出される。
・一酸化二窒素(N2O):農業、工業、輸送に関連して放出される。
が挙げられる。

〔補足〕
同量当たりで比較すると、実際には二酸化炭素よりもメタンや一酸化二窒素の方が温室効果は強い。
二酸化炭素に対して、メタンは約30倍、一酸化二窒素は約300倍と言われる。

ただし、二酸化炭素の方が全体の総量が多く、かつ、大気中で(化学変化が起こらずに)とどまる期間も長いため、やはり二酸化炭素の排出に関心を向けたり、対策を講じることが重要である。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています