高校英文法:接続詞 if

<例文>
I don’t know if he will succeed or not.
「彼が成功するかどうか私はわかりません」

<ポイント>
・接続詞の if は名詞節と副詞節をつくる
・名詞節をつくる if は「〜かどうか」を意味する
・副詞節をつくる if は「もし〜なら」と意味する

今回は接続詞 if を説明します。
if は 従位接続詞であるので、if S + V 〜 をつくります。ただし、if は 名詞節副詞節 をつくることがあり、英文中では見分ける必要があるので、注意しましょう。
 
< 名詞節をつくる if >
if は 名詞節 をつくると「〜かどうか」と訳します。名詞節をつくるということは、if S + V 〜 が英文中で 目的語 として働くということです。
 
I don’t know if he will succeed or not.
彼が成功するかどうか私はわかりません」
 
上の例文では if he will succeed or not が know の 目的語 になっているので、名詞節の if と判断ができ、「彼が成功するかどうか」と訳せます。
 
< 副詞節をつくる if >
if は 副詞節 をつくると「もし〜なら」と訳します。副詞節をつくるということは、if S + V 〜 が英文中で 修飾語 として働くということです。(修飾語がよく分からなければ、名詞節をつくっている if S + V 〜 以外は副詞節をつくっている if S + V 〜 と判断して下さい)
 
If you take a taxi, you can get there in ten minutes.
もしタクシーに乗れば、10分でそこに着きます」
 
上の例文では If you take a taxi が 修飾語 になっているので、副詞節の if と判断ができ、「もしタクシーに乗れば」と訳せます。
<その他の例文>
Please ask him if he can help us.
「彼が手伝ってくれるかどうか、彼に聞いてみてください」
 
If you work hard, you will pass the exam.
「一生懸命勉強すれば、きっと試験に合格します」
<補足>
名詞節「〜かどうか」をつくる接続詞は whetherif があります。ただし、if は使い方に制限があるので注意しましょう。
 
① if S + V 〜 は主語で使うことができない
Whether she likes the present is not clear to me.
「彼女がそのプレゼントを気にいるかどうかは私には分からない」
 
この Whether she likes the present のところを if she likes the present にすることはできません。
 
② if or not S + V 〜 とはできない
I can’t tell you whether she knows the truth or not.
「彼女がその事実を知っているかどうかはあなたには言えません」
 
whether は whether S + V 〜 or not でも whether or not S + V 〜 でも表すことができますが、if は if S + V 〜 or not とはできますが、if or not S + V 〜 とはできません。
 
③ 前置詞の目的語に if S + V 〜 は使えない。
I am worried about whether she will come.
「彼女がくるかどうか私は心配しています」
 
whether she will come は 前置詞 about の目的語 になっていますが、この whether の位置に if を使うことはできません。
 
④ if to do とはできない。
I don’t know whether to tell her about it.
「私はそのことについて彼女に話していいのか分からない」
 
「〜かどうか」の whether は後ろに to do を続けて whether to do とすることができますが、if to do とすることはできません。
<まとめ>
・接続詞の if は名詞節と副詞節をつくる
・名詞節をつくる if は「〜かどうか」を意味する
・副詞節をつくる if は「もし〜なら」と意味する

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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