物理基礎:オームの法則(練習問題2)

<ポイント>
・抵抗が並列に接続されていれば、同じ大きさの電圧がかかる
・抵抗が並列に接続されていれば、電源電圧とおなじ大きさの電圧がかかる
・並列回路の合成抵抗 1/R = (1/R1) + (1/R2)
〔練習問題〕
図の回路について、次の値を求めなさい。
オーム練習2
(1)抵抗 R1、 R2 にかかる電圧 V1、 V2 をそれぞれ求めなさい。

(2)電源の電圧 V を求めなさい。

(3)抵抗 R1 を流れる電流 I1 を求めなさい。

(4)回路全体を流れる電流 I を求めなさい。

〔解説〕
(1)抵抗 R1、 R2 にかかる電圧 V1、 V2 をそれぞれ求めなさい。

R2には 30Ω の抵抗がかかり、1.2A の電流が流れているので、
V = RI より、
V2 = 30・1.2 = 36[V]

R1、 R2並列に接続されているので、同じ電圧がかかっている。
よって、 V1 =V236[V]

(2)電源の電圧 V を求めなさい。

V1 =V2 = Vなので、同じ電圧がかかっている。
よって、V = 36[V]

(3)抵抗 R1 を流れる電流 I1 を求めなさい。

V = RI より、
I1 = V1 / R1 = 36 / 20 = 1.8[A]

(4)回路全体を流れる電流 I を求めなさい。

R1、 R2並列に接続されているので、合成抵抗 R は
1/R = (1/R1) + (1/R2) という式で表される。

1/R =( 1/20 )+( 1/30 )= 5/60 = 1/12
よって、合成抵抗 R = 12[Ω]

回路全体について、
V = RI より、
I = V/R = 36/12 = 3.0[A]

<まとめ>
・抵抗が並列に接続されていれば、同じ大きさの電圧がかかる
・抵抗が並列に接続されていれば、電源電圧とおなじ大きさの電圧がかかる
・並列回路の合成抵抗 1/R = (1/R1) + (1/R2)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています