高校英文法:不定詞の副詞的用法[判断の根拠]

<例文>
You must be a fool to make such a mistake.
「そんな間違いをするなんて、あなたは愚か者に違いない」

<ポイント>
・名詞以外を修飾する不定詞は副詞的用法
・不定詞の副詞的用法には5つ意味がある
・判断の根拠を表す副詞的用法は「〜するなんて」と訳される

【 不定詞の概要 】
不定詞とは to + 動詞の原形 で、英文中で 名詞形容詞副詞 の働きをします。

[ 名詞的用法 ]
To get enough sleep is important.
「十分に睡眠をとることは重要です」

( 形容詞的用法 )
I have friends to help me.
「私には助けてくれる友達がいます」

< 副詞的用法 >
I got up early to catch the first train.
「始発に乗るために早起きをしました」

【 不定詞の副詞的用法 】
不定詞の副詞的用法は、
①[目的]「〜するために」
②[感情の原因]「〜して」
③[判断の根拠]「〜するなんて」
④[結果]「(そして)〜する」
⑤[程度]「〜するには」

今回は不定詞の副詞的用法[判断の根拠]を取り上げます。

副詞的用法の意味判断は、to do ~ 以外の英語に注目しましょう。
判断の根拠を表している場合は、
S + 人の性質を表す形容詞・名詞 + to do ~ という形で使われることが多いです。
また must「に違いない」cannot「〜はずがない」 と一緒に使われることも多いです。

You must be a fool 「あなたは愚か者に違いない」と 人の性質を表す名詞 a fool や must と一緒に to make such a mistake が使われているので、「そんな間違いをするなんて」という訳になります。

<その他の例文>
She must be clever to answer the question.
「その問題に答えれるなんて、彼女は賢いに違いない」

You cannot be clever to say such a thing.
「そんなことを言うなんてあなたは賢いはずがない」

<補足>
判断の根拠は感嘆文の形で表されることもあります。

She must be clever to answer the question.
How clever she is to answer the question.

<まとめ>
・名詞以外を修飾する不定詞は副詞的用法
・不定詞の副詞的用法には5つ意味がある
・判断の根拠を表す副詞的用法は「〜するなんて」と訳される
・人の性質を表す形容詞・名詞と一緒に使われることが多い
・must や cannot と一緒に使われることが多い

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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