高校英文法:文末で用いる分詞構文

<例文>
A boy came, asking me to help him.
「男の子が来て、助けてと私に頼んだ」

<ポイント>
・分詞構文は文末で用いることができるbr />
・文末で用いる分詞構文は「そして〜する」「〜しながら」などと訳す

分詞構文は、① 文頭② SとVの間③ 文末 の位置で使われます。
今回は、③文末 で用いる分詞構文について説明していきます。

< 文末で用いる分詞構文 >
S + V …, doing ~.
S + V …, done ~.

A boy came, asking me to help him.
「男の子が来て、助けてと私に頼んだ」
この例文では、asking me to help him が分詞構文になります。

This plane carries 100 passengers, powered by a gasoline engine.
「この飛行機は乗客100人を運び、ガソリンで動きます」
この例文では、powered by a gasoline engine が分詞構文になります。

< 文末で用いる分詞構文の訳 >
文末で用いる分詞構文は、「そして〜する」「〜しながら」と訳すことが多いです。

A boy came, asking me to help him.
「男の子が来て、助けてと私に頼んだ

This plane carries 100 passengers, powered by a gasoline engine.
「この飛行機は乗客100人を運び、ガソリンで動きます

文末にくる分詞構文は、① 主節 → 分詞構文 の順に「(そして)〜する」と訳すのが基本です。その意味でうまく意味が繋がらなければ、② 分詞構文 → 主節 の順に「〜しながら」と訳しましょう。

< 現在分詞 か 過去分詞 かの判断 >
分詞構文が 現在分詞 doing から始まるのか 過去分詞 done から始まるかは 主節の主語との関係 によって決まります。

① 主節の主語と 「が〜する」関係 → 現在分詞 doing

A boy came, asking me to help him.
主節の主語 A boyask me の関係は、「男の子私に頼む」という関係なので、asking me と 現在分詞 になっている。

② 主節の主語と 「を〜する」関係 → 過去分詞 done

This plane carries 100 passengers, powered by a gasoline engine.
主節の主語 This planepower の関係は、「この飛行機動かす」という関係なので、powered by a gasoline engine と 過去分詞 になっている。

<その他の例文>
She cleaned the room, singing a song.
「彼女は歌を歌いながら、部屋を掃除した」

He sat there, lost in thought.
「彼はそこに座って、物思いにふけった」

<補足>
文末で使われる分詞構文は、主節に対しての 追加・補足情報 を表しています。
つまり主節の内容を より具体的に表したり、主節の内容に対しての 結果・理由 を表したりします。

A boy came, asking me to help him.

主節だけだと「男の子がやって来た」という内容ですが、それに対して「(来てから)私に頼んだ」というより具体的な内容が書かれています。

読解においても文末で使われる分詞構文は非常に大事なので、しっかりと文末の分詞構文に気づけるようになりましょう。

<まとめ>
・分詞構文は文末で用いることができるbr />
・文末で用いる分詞構文は「そして〜する」「〜しながら」などと訳す
・文末で用いる分詞構文は主節に対して情報を追加している

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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