高校英文法:関係副詞 how

<例文>
That is how I learned English.
「そのようにして私は英語を学びました」

<ポイント>
・how S’ + V’ 〜:〜する方法・やり方
・how の後ろは完全文が続く
・先行詞 the way と一緒に使うことができない

関係副詞の how は[how + 完全文]の形で 「〜する方法・やり方」という意味になります。

先行詞は「なし」とされるか、または便宜的に the way(の省略)だと考えられたりもしますが、
他の関係副詞(when, where, why)と違って、先行詞 the way と関係副詞 how は一緒に使うことができません。
(○)That is how I learned English.
(×)That is the way how I learned English.

一方で、how S’ + V’ 〜 = the way S’ + V’ 〜 とできる場合もあり(※ 補足2参照)、That is the way I learned English. とすることは可能です

つまり、That is the way how I learned English. という the way how が同時に使われた文は作れませんが、the way または how のどちらか一方を消して、
・That is how I learned English.
・That is the way I learned English.
はそれぞれOKということになります
 
 
また、how S’ + V’ 〜 は、間接疑問文で使われると「どのように〜するか」という意味になります。
関係副詞 how S’ + V’ 〜 と見た目は同じなので、文脈で意味を使い分ける必要がありますが、
don’t know(わからない)、wonder(かと思う)、tell me(教えて)の後ろに使われた how S’ + V’ は 間接疑問文「どのように〜するか」と解釈して訳すのがふつうです。

(例文)I don’t know how the fire started. 「どのようにして出火したかはわかりません」

<その他の例文>
This is how I persuaded her.
「このようにして私は彼女を説得しました」

This is how a penguin brings up its babies.
「こうしてペンギンは子育てをします」

※ That is how S’ + V’ 〜 「そのようにして〜する」や、This is how S’ + V’ 〜 「このようにして〜する」という使われ方をすることが多いです

<補足1>
先行詞 the way を使う場合、後ろに in which や that を置くことができます。
That is the way in which I learned English.
That is the way that I learned English.

関係副詞 how は 副詞句 in the way と同じ働きをしています。
I learned English in the wayhow I learned English
よって、関係副詞 how は 関係副詞節の中で 副詞 の働きをすると言えるわけです。

<補足2> how S’ + V’ 〜 と the way S’ + V’ 〜 の使い分け
the way S’ + V’ 〜 は、
① 〜する方法・やり方(=how S’ + V’ 〜)
② ~のように(= as S’ + V’ 〜)
の2つの使い方があり、
② の意味で登場していたら how S’ + V’ 〜 と同じように使えることはできません。
<まとめ>
・how S’ + V’ 〜:〜する方法・やり方
・how の後ろは完全文が続く
・先行詞 the way と一緒に使うことができない

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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