経済用語:自然独占(しぜんどくせん)

自然に生じる独占状態。特に初期投資などが多額となる産業で起こりやすい。
(補足)
初期投資や固定費(売上が0でも生じる費用。人件費など)が大きい産業では新規参入が生じにくく、結果として独占状態になりやすい。これを自然独占と呼び、鉄道事業や電力などの産業で起こりやすい。
例えば、ある新幹線に対抗して、別の企業が同じ区間で新幹線を開業することは理屈上は可能であるが、膨大な建設費をかけてまでそうすることは現実的には起こりづらく、結果的に独占状態が続くことになる。

市場が独占されると適正価格より高くなってしまうので、(国が自然独占を容認する場合は)価格の規制が行われる。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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