【質問】英語:完全文、不完全文とは何ですか?

〔質問〕
完全文、不完全文とは何ですか?
〔回答〕
完全文というのは五文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)のいずれかの形式を満たしているもの、
不完全文はそれを満たしていないもののことです
〔詳細〕
「完全文/不完全文」というのは、関係代名詞や関係副詞での説明で使われることが多いですが、

例えば、I have a pen which I bought yesterday.(私は、私が昨日買ったペンを持っています)という文について、which の後の部分(I bought yesterday)だけを見ると、「主語+他動詞(+副詞)」ということで他動詞なのに目的語がないものになっています。
つまり、五文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)の形式のどれも満たしていないということで、こういうものを不完全文と呼びます。
(Mについては文構造上はただの飾りなので、あってもなくても構いません)

一方、This is the place where I lived ten years ago.(ここは、私が(過去に)住んでいた場所です)という文について、where の後の部分(I lived ten years ago)だけを見ると、「主語+自動詞(+副詞)」ということで、第1文型(SV)の形式を満たしています。このように五文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)のいずれかの形式を満たしているものを完全文と呼びます。
 
 
また、関係代名詞や関係副詞に関して、「先行詞である名詞を当てはめられるか」でどちらなのかを判断することもできます。
1つ目の例文については、a pen を I bought yesterday の目的語の部分に当てはめて I bought a pen yesterday. という文を作ることができます。
これは I bought yesterday というのが不完全文だからこそ、「抜け」の部分を埋めることができる、というものです。

一方、2つ目の例文の場合、すでに I lived ten years ago. だけで文が完成しています。「抜け」がないため、どこかに the place (だけ)を当てはめることができません。
ただし、in を伴って副詞句という形にすれば I lived in the place ten years ago. とすることはできます(副詞であるなら自由に足せるため)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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