He is the boy who helped me.
「彼が私を助けてくれた男の子です」
<ポイント>
・人を表す先行詞を修飾する(どういう人なのかを説明)
・who の後ろは主語がない不完全文が続く
・主格の関係代名詞 who は省略できない
He is the boy who helped me. は、who helped me が the boy (先行詞)を後ろから修飾して「『私を助けてくれた』男の子」と訳します。関係代名詞 who 自体は日本語訳には現れません。
(人以外の場合はこちら)
主格の関係代名詞 who の特徴は次の通りです。
① 先行詞は『人』を表す名詞
the boy who helped me の先行詞は the boy で『人』を表す名詞になっています。
② who の後ろには『主語がない不完全文』が続く
the boy who helped me の who の後ろには helped me という 『主語』がない文 が続いています。
(不完全文とは五文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)のいずれかの形式を満たしていないもの。詳しくはこちら)
関係代名詞 who の後ろに『主語がない不完全文』が続く理由は以下の通りです。
関係代名詞は前にある名詞(先行詞)を文を使って修飾する(詳しく説明する)働きをします。
the boy「男の子」に対して He helped me.「彼が私を助けてくれた」という文を使って修飾する場合、
先行詞 the boy を表している He が 関係代名詞 who に変わり、who helped me となります。
He helped me. の 主語 He が 主格の関係代名詞 who に変わっているわけなので、主格の関係代名詞 who の後ろには『主語がない不完全文』が続くわけです。
( 正確に言えば 主語がないのではなくて、who が 主語 です )
③ 主格の関係代名詞は省略できない
the boy who helped me の who は省略することができません。
Tom is a student who came from America.
「トムはアメリカから来た生徒です」
I saw a man in the park who was reading a magazine.
「私は公園で雑誌を読んでいる男性を見た」
主格の関係代名詞 は that で表すこともできます。
the boy who helped me
= the boy that helped me
先行詞を修飾する関係代名詞のカタマリは形容詞節に該当します。
・形容詞は名詞を修飾するはたらき
・節とは S + V を含む2語以上のカタマリ
のことですので、つまり「先行詞の名詞を2語以上(の文の形式)で修飾」しているという話です。
※ the boy who helped me の場合、「男の子は男の子でも、『私を助けてくれた』その男の子」
・人を表す先行詞を修飾する(どういう人なのかを説明)
・who の後ろは主語がない不完全文が続く
・主格の関係代名詞 who は省略できない
・主格の関係代名詞 who は that に置き換えることもできる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|