大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 may well do ~ 】
may well do ~ は
① 「おそらく〜するだろう」 と ② 「〜するのももっともだ」 の2つの意味があります。
① It may well rain tomorrow.
(おそらく明日は雨が降るだろう)
② You may well be surprised at the news.
(あなたがその知らせを聞いて驚くのももっともだ)
文法問題で狙われるのは ② 「〜するのはもっともだ」 の意味が多いです。
【 might as well do ~ 】
might as well do ~ ( as do … ) は 「(…するくらいなら)〜する方がいい」 を意味します。
You might as well throw your money into the sea as lend it to him.
(彼に金を貸すくらいなら海に投げ捨てる方がいい)
may well do と might as well do の違いは問題文の意味から判断するしかありません。
ただし、問題文の後ろに 2つ目の as がある場合は、might as well do ~ as do … になります。
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
I ( ) go for a walk as see such a foolish movie.
1. might as well
2. may well
3. might not well
4. may not well
《解くpoint》
may well do ~ か might as well do ~ か
選択肢に 1. might as well と 2. may well があることに注目しましょう。さらに問題文の後半に as see ~ と 2つ目の as があるので、1. might as well が正解になります。
I might as well go for a walk as see such a foolish movie.
(そんなばかげた映画を見るくらいなら、散歩に行く方がいい)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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