大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 upstairs・downstairs 】
upstairs は 副詞 で 「上の階へ・上の階で」 を意味します。
注意点は2つあります。
① upstairs は 副詞 なので、前置詞 to と一緒に使うことはできません。
( ○ ) He went upstairs.
( × ) He went to upstairs.
(彼は上の階へ行った)
② upstairs であり、upstair ではない。
upstairs を狙った文法問題において、必ずといっていいほど間違い選択肢に upstair がいてますが、この単語はないので注意しましょう。英作文でも upstairs と s を忘れない ように注意してください。
downstairs「下の階へ・下の階で」 も upstairs と同じ使い方をします。
to downstairs にしたり、downstar にしたりしないように気をつけましょう。
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
I was really tired after carting all that furniture ( ).
1. to upstairs
2. upstairs
3. at upstairs
4. upstair
《解くpoint》
副詞 upstairs
upstairs は 副詞 なので、1. to upstairs や 3. at upstairs のように 前に前置詞をつけません。
また、4. upstair という単語はないので、2. upstairs が正解選択肢になります。
I was really tired after carting all that furniture upstairs.
(家具を上の階へ運んで、本当に疲れました)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|