大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 形容詞 present 】
形容詞 present は注意が必要な形容詞です。まずは形容詞の役割から確認しましょう。
形容詞は ① 名詞を修飾する[限定用法] と ② 補語になる[叙述用法] があります。present は[限定用法]と[叙述用法]で意味が変わります。
① present が名詞を前から修飾する 場合は、「現在の、今の」 を意味します。
a present address
(現住所)
② present が補語になる 場合は、「出席している、その場にいる」 を意味します。
He was present at the wedding.
(彼は結婚式に出席していた)
present は 名詞を後ろから修飾する 場合にも、「出席している、その場にいる」 を意味します。those present「出席者」は問題によく出題されます。
the members present
(出席している人たち)
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
There were ( ) at the assembly.
1. a great many people present
2. a great many present people
3. a many great present people
4. a many present great people
《解くpoint》
形容詞 present
空所の後ろに at the assembly「集会に」とあるので、present は 「出席している」 という意味で使われていると判断できます。
つまり、選択肢の中で、present が people の 後ろにある ものを探せばよいので、1. a great many people present が正解選択肢になります。
2 ~ 4 の選択肢は全て present が people を前から修飾しているので、「現在の」という意味になってしまうので、間違い選択肢になります。
There were a great many people present at the assembly.
(非常にたくさんの人々がその集会に出席していた)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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