大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 「架空の」「想像力豊かな」「想像できる」 】
imagine を使った形容詞には、imaginary・imaginative・imaginable があります。綴りが似ている単語なので、意味の違いをきちんと覚えていきましょう。
① imaginary
imaginary は「架空の、想像上の、実在しない」 を意味します。
an imaginary person
(架空の人物)
② imaginative
imaginative は「想像力豊かな、創造的な」 を意味します。imagine + ive「〜の性質をもつ」なので、「想像力豊かな、創造的な」という意味です。
an imaginative writer
(想像力豊かな作家)
③ imaginable
imaginable は「想像できる、考えられる」 を意味します。
imaginable は imagine + able「される、できる」 なので、「想像できる、考えられる」という意味です。
an imaginable situation
(考えられる状況)
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
He is a very ( ) writer: he is always writing about journeys to the moon and such things.
1. imaginary
2. imaginative
3. imagined
4. imaginable
《解くpoint》
似た綴りの形容詞
後半の英文に「彼はいつも月への旅行などについて書いている」とあるので、空所には 「想像力豊かな」 を意味する 2. imaginative が正解になります。
1. imaginary「架空の」、3. imagined「想像される」、4. imaginable「想像できる」は文脈に合わないので、全て間違い選択肢になります。
He is a very imaginative writer: he is always writing about journeys to the moon and such things.
(彼は非常に想像力豊かな作家です。彼はいつも月への旅行などについて書いている)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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