大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 〜するだろう 】
「〜するだろう」 を意味する 形容詞 は likely・probable があります。それぞれの使い方を覚えて行きましょう。
< likely >
① S is likely to do
He is likely to be elected.
(彼は当選するだろう)
② It is likely that SV ~
It is likely that he will win the race.
(彼はレースに勝つだろう)
③ likely + 名詞「適当な、格好の」
This is a likely place for a picnic.
(ここはピクニックには適当な場所だ)
< probable >
① It is probable that SV ~
It is probable that she will fail.
(彼女おそらく失敗するだろう)
② probable + 名詞「ありそうな、起こりそうな」
We should provide against a possible disaster.
(私たちは起こりうる災害に備えるべきです)
ポイントは 直後に to do が続くかどうか です。likely の直後には to do を続けることができますが、probable の直後には to do を続けることができません。
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
The weather forecast says that it is ( ) to rain today.
1. reliable
2. suitable
3. likely
4. probable
《解くpoint》
likely to do
英文の内容「天気予報によると、今日は雨が降るだろう」となり、空所には 「〜
するだろう」 を意味する形容詞が入ると判断できます。1. reliable「信頼できる」、2. suitable「適した」は間違い選択肢になります。
さらに、空所の直後に to rain があるので、3. likely が正解になります。4. probable は to rain を続けることができないので、間違い選択肢になります。
The weather forecast says that it is likely to rain today.
(天気予報によると、今日は雨が降るだろう)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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