大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 much less / still less 】
He cannot speak English, much less French.
(彼は英語が話せません。ましてフランス語などもっと話せません)
前にある否定内容 に対して、それならその後ろに続く内容は当然できない を表す場合に、S not V ~, much less … を使います。
この例文は、He cannot speak English「彼は英語が話せない」に対して、much less French「当然フランス語は話せない」という内容になります。
much less は still less・even less・let alone で言い換えることもできます。
He cannot speak English, still less French.
He cannot speak English, even less French.
He cannot speak English, let alone French.
これを踏まえて、次の問題を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
They are not interested in reading poetry, ( ) in writing it.
1. much more
2. less than
3. still more
4. still less
《解くpoint》
まして〜はもっと…ない
空所までの内容に注意しましょう。They are not interested in reading poetry「彼らは詩を読むことに興味がない」と 否定内容 になっています。
そして reading poetry に対して writing it「詩を書くこと」は当然もっと興味がないはずなので、4. still less が正解になります。
They are not interested in reading poetry, still less in writing it.
(彼らは詩を読むことに興味がない。まして詩を書くことはもっと興味がない)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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