大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 関係形容詞 what 】
関係形容詞 what は what + 名詞 ( S ) V ~ で 「〜するすべての名詞」 を意味します。
He gave her what money he had.
(彼は持っているすべてのお金を彼女にあげた)
また what little 単数形 ( S ) V ~ や what few 複数形 ( S ) V ~ になると 「〜する少ないがすべての名詞」 を意味します。
He gave her what little money he had.
(彼は持っている少ないがすべてのお金を彼女にあげた)
He gave her what few books he had.
(彼は持っている少ないがすべての本を彼女にあげた)
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
I gave him ( ) CDs I had.
1. what little
2. what few
3. which little
4. which few
《解くpoint》
① 関係形容詞 what
( ) CDs I had で「私が持っていたすべてのCD」と表すには what CDs I had となります。よって which を使っている 3. which little と 4. which few は間違いになります。
1. what little と 2. what few の違いは 直後にくる名詞 です。
CDs と 複数形 なので 2. what few が正解選択肢になります。
1. what little は直後に 単数形 が続きます。
I gave him what few CDs I had.
(私は持っていた少ないがすべてのCDを彼にあげた)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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