大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【 現在進行形は未来も表す 】
現在進行形は 「(今)〜している」 を意味することが多いです。
I am listening to music now.
(私は今音楽を聞いています)
ただし、常に 「(今)〜している」 を意味するわけではありません。
現在進行形 は 未来を示す語句 と一緒に使われると 「〜することになっている」 と 未来 を意味します。
現在進行形 が 未来 を意味するのは [ すでに予定されていることで、それに向けて準備が進んでいる ] という場合のみです。
We are moving next month.
(私たちは来月引っ越すことになっています)
文法問題を解く際は、問題文に 未来を示す語句 があるのに選択肢に will do や be going to do がない場合は、現在進行形 が選択肢にあるか探しましょう。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
He ( ) Tokyo for New York next week.
1. leave
2. left
3. has left
4. is leaving
《解くpoint》
① 未来の表現
next week「来週」と 未来 を示す語句があるので、動詞の形は 未来 を表す形にしなければなりません。
現在進行形 は 未来 を表すことができるので is leaving になっている 4 が正解選択肢になります。
1. leave は 主語が He なので、三単現の s がついていないので形としても間違っています。
He is leaving Tokyo for New York next week.
(彼は来週ニューヨークへ向けて出発することになっています)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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