【英文法】選択肢判別法:(29)文頭否定語句による倒置

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【文頭否定語句による倒置】
英語は文頭に 否定を表す副詞・副詞句・副詞節 がくると、その後ろに 疑問文の語順 が続きます。
 
否定を表す副詞・副詞句・副詞節 + 疑問文の語順
Little did I think that they would leak out the news.
(彼らが情報を漏らすとは思いもしませんでした)
 
< 否定を表す副詞・副詞句・副詞節 >
never ・ little ・ scarcely ・ hardly ・ rarely ・ seldom
not until ~「〜初めて・ようやく」・ only after ~「〜後ようやく」
only when ~「〜ときようやく」・ no sooner ~「〜すぐに」 など
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. Never before anyone is
2. Never before has anyone been
3. Never before has been anyone
4. Never before are anyone

《解くpoint》
① 文頭否定語句 + 疑問文の語順
選択肢はすべて 否定の副詞 Never before が文頭にあるので、その後ろが 疑問文 の語順になっているものを探しましょう。
 
1. Never before anyone is は anyone is と 肯定文 の語順になっているので間違い選択肢になります。
 
4. Never before are anyone は are anyone と 疑問文 の語順になってはいるのですが、anyone は 三人称単数扱い なので、are が間違っていることになります。
 
3. Never before has been anyone は has been anyone が 疑問文 の語順として間違っています。現在完了形 の anyone has been の疑問文は has anyone been になりますので、2. Never before has anyone been が正解選択肢になります。
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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