大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【「人」を主語にできない形容詞 】
日本語では「あなたが都合がいい」「あなたはできる」「あなたが必要だ」と言うことができますが、英語では convenient「都合がいい」possible「できる」necessary「必要な」などの形容詞は「人」を主語にとることができません。日本語で考えると間違えてしまうので注意しましょう。
<「人」を主語にできない形容詞 >
convenient「都合がいい」
necessary「必要な」
possible「可能な」
impossible「不可能な」
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
1. when you are convenient
2. when it is convenient for you
3. when it will be convenient for you
4. when you will be convenient
《解くpoint》
① 「人」を主語にとれるか
convenient「都合がいい」は「人」を主語にとれない形容詞なので、1. when you are convenient と 4. when you will be convenient は間違い選択肢になります。
② when がつくる節
when が副詞節「〜するとき」なら、時・条件の副詞節ルールに該当するので when S + 現在形 になり、2. when it is convenient for you が正解になります。
when が名詞節「いつ〜するか」なら、4. when it will be convenient for you が正解になります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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