【英文法】選択肢判別法:(21)「人」を主語にできる形容詞、できない形容詞①

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【「〜させる」を意味する感情タイプ動詞】

surprise「〜を驚かせる」などの感情タイプ動詞が、現在分詞 surprising過去分詞 surprised となると 形容詞の働きをすることになります。
 
つまり
S be surprising.
S be surprised.
という英文を作ることができます。
 
< 感情タイプ動詞 >
surprise「を驚かせる」 excite「をわくわくさせる」 please「を喜ばせる」
annoy「をイライラさせる」 disappoint「をがっかりさせる」 
satisfy「を満足させる」 など
 
そしてここで注意点があります。主語に「人」がこれるかどうかです。
「人以外」 + be + 感情タイプ動詞の doing
The news was surprising.
(その知らせは驚くべきものだった)
 
「人」 + be + 感情タイプ動詞の done
I was surprised.
(私は驚いた)
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. pleased
2. pleasant
3. exciting
4. surprising

《解くpoint》
① 「人」を主語にできるかどうか
1. please「喜んでいる、気に入っている」は 「人」を主語にできる 形容詞です。
 
3. exciting「わくわくするような」4. surprising「驚くべき」は 「人以外」を主語にする 形容詞です。
2. pleasant「楽しませる、心地より」 は pleasing と同じ使い方をするので、「人以外」を主語にする 形容詞です。
 
つまり問題文の主語が「人」なら 1 が正解。問題文の主語が「人以外」なら2, 3, 4 になり、問題文の意味を考え選択肢を1つに絞りましょう。
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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