大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」と「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
【関係代名詞】
関係代名詞のポイントは後ろに名詞が1つ足りない不完全文が続くことです。
(例)
Do you have a necktie which will match this suit?
(このスーツに合うネクタイありますか)
will match this suit は Sになる名詞が足りない不完全文
① 主格の関係代名詞
先行詞[人]+ who / that + Sになる名詞が足りない不完全文
先行詞[人以外]+ which / that + Sになる名詞が足りない不完全文
② 目的格の関係代名詞
先行詞[人]+ whom / that + Oになる名詞が足りない不完全文
先行詞[人以外]+ which / that + Oになる名詞が足りない不完全文
注意点:目的格の関係代名詞は省略することができます。
所有格の関係代名詞と関係代名詞 what は別の記事に書くので、ここでは詳細を割愛します。
【関係副詞】
関係副詞のポイントは後ろに完全文が続くことです。
(例)
This is the park where I go jogging every morning.
(これが私が毎朝ジョギングしに行く公園です)
I go jogging every morning は完全文
先行詞[時]+ when + 完全文
先行詞[場所]+ where + 完全文
先行詞[ reason ]+ why + 完全文
関係代名詞 how は別の記事に書くので、ここでは詳細を割愛します。
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。
次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. the school I went
2. the school I went to
3. the school where I went for
4. the school which I went
《解くpoint》
① 関係代名詞 + 名詞が1つ足りない不完全文
4. the school which I went は 目的格の関係代名詞 which の後ろにI went [完全文]が続いているので、間違いになります。
この 4 の選択肢の which を省略したものが 1. the school I went なので、4 と同じ理由で間違いになります。
2. the school I went to は the school which I went to の which が省略されたものです。目的格の関係代名詞 which の後ろに I went to と前置詞 to の後ろにくる名詞が足りていない[不完全文]が続いているので、正しい選択肢になります。
② 関係副詞 + 完全文
3. the school where I went for は関係副詞 where の後ろに I went for と前置詞 for の後ろにくる名詞が足りていない[不完全文]が続いているので、間違いになります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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