【英文法】選択肢判別法:(3)似ている綴りの自動詞と他動詞

大学入試で出題される英文法問題は単元がランダムで出題されるため、自分で問われている単元を見極める力が要求されます。
問われている単元を見極めるポイントは「問題文の空所の位置」「選択肢」です。ここでは「選択肢」の判別法を皆さんに身に付けてもらい、短時間で的確に英文法問題を解けるようになりましょう。
 
【lieとlay】
自動詞lie「横になる、ある」
(活用はlie-lay-lain)
 
他動詞lay「を横にする、置く」
(活用はlay-laid-laid)
 
注意すべきはlayです。
layは「自動詞の過去形」か「他動詞の原形(もしくは現在形)」かを見分ける必要があります。
 
自動詞と他動詞の違いはこちら
 
<補足>
lie「横になる、ある」とは別の単語で、lie自動詞「うそを言う」があります。
(活用はlie-lied-lied)
 
これを踏まえて、次の選択肢を見てください。

次の選択肢の違いを考えてみよう。
1. lay
2. laid
3. lies
4. lie

選択肢を「自動詞」か「他動詞」に分けてみましょう。
 
「自動詞」
3. lies, 4. lie
 
「他動詞」
2. laid
 
「自動詞」「他動詞」どちらの可能性もあるもの
1. lay
 
《解くpoint》

問題文の空所の直後に「目的語になる名詞」があるかどうかチェックしましょう。
「名詞」がなければ、自動詞を使うことになるので、1, 3, 4に絞られ、
「名詞」があれば、他動詞を使うことになるので1, 2に絞ることができます。
 

問題文の「時制」をチェックしましょう。
問題文に「過去」を示す語句があれば、3,4は消せますし、
1. layは「自動詞lieの過去形」だと判断できます。
 
問題文に「過去」を示す語句がなければ、2は消せますし、
1. layは「他動詞の現在形」だと判断ができます。
 

①、②の手順を踏んで3と4が残れば、最後は問題文の「主語」をチェックしましょう。
主語が「三人称単数形」であれば3、「三人称単数形以外」であれば4になります。
 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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