（補足）
高宗の死後、息子たち（２人）の即位及び廃位を挟んでから即位。
かつての周と区別するために「武周」と呼ばれることもある。

多くの改革を実施し、特に官僚制度の改革や教育制度の振興に力を注いだ。
独裁的で残酷な側面も持ち、政敵を厳しく排除したことで一般的には「悪女」と扱われるが、既存の政治体制を一新したという好意的な評価がなされることもある。
また、多くの詩人や学者を支援しており、文化の発展にも寄与している。
（なお、儒教における男尊女卑的な側面から、悪女としてのストーリーが作られたとする説もある）

また、息子（第４代 中宗）の后である韋后も政権奪取を計画したこともあり、両者による混乱をまとめて「武韋の禍（ぶいのか）」と呼ぶ。