世界史用語:ヒンドゥー教

バラモン教をベースに、様々な土着の信仰や文化的要素が融合し形成されたインドの宗教。
現在、信者数は世界第3位。
(補足)
聖典はバラモン教と同じくヴェーダ。
宇宙の秩序や宗教的な儀式、神々の賛歌などが記されている。

多神教としての特長もあり、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァといった主要な神々を始めとして、無数の神々を崇拝する。

グプタ朝の時代には、ヒンドゥー教の教義や儀式が体系化され、神話や伝説が叙事詩などの文学作品に記され、広く流布した。
また、この時代には、ダルマ(法)、アルタ(富)、カーマ(欲望)、モクシャ(解脱)の四つの目標が人生の理想として確立された。

個人の精神的な進化、社会的秩序の維持、宇宙的な秩序との調和を目指し、階級制度であるヴァルナ制(≒カースト制)とも表裏一体の関係にある。
つまり、単なる宗教以上の存在となっていて、個人の生活様式、文化、社会規範を形成する広範な体系として機能している。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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